お客様の声ご紹介 24
今回は6月にマリッジリングの体験をしていただいたN様ご夫婦の作業風景をお伝えいたします
お作りいただいたのはプラチナ素材で甲丸型、2.5mm幅と3mm幅です


お二人がお持ちになっているのはリングの材料であるプラチナです。
始めはこのような棒状のものから加工が始まります


こちらの材料はこのままではとても硬く、なかなか曲げることが出来ません。
そのため、こちらの写真のようにガスバーナーで思いっきり熱していく必要があります。
熱くなったものを急冷すると金属が軟らかくなり、加工しやすくなります


軟らかくなったら(実際は少し硬めです)
専用のヤットコを使い、端と端をくっつけあわせていきます

なかなかお上手ですね


端と端が無事くっついたら今度は継ぎ目の部分を溶接していきます

継ぎ目の部分に母体よりも融点の低いプラチナの欠片を溶かし込んで行く作業です。
真剣な表情ですね


無事、継ぎ目がくっついたら今度はリングの形を整えていき、サイズを合わせていきます

芯金棒という真円の棒に入れ,隙間がある部分をトントン叩いていきます。
叩くとリングがわずかながら薄くなってリングのサイズが伸びていきます


サイズがぴったり合ったら今度はリングの内側を削ります。
こちらの作業はリングの内側の傷や角を削ることにより,はめたとき付け心地の良いリングになるための大事な作業です


内側が削れたら今度は表面の丸い形を専用のヤスリで削っていきます。
プラチナは粘りのある金属なので削りにくいのですが、お二人とも器用な方達だったのでとてもお上手に削れていましたよ


表面が削れたら、リングの形はこれで完成です

次は仕上の作業に入ります

この作業は素材ごとに工程が異なってきます。
プラチナの場合はヤスリなどでついた傷は他の道具で削りとるということができないので、写真のような硬い金属の棒を使って傷をひとつずつ押しつぶしていきます

力をつかう作業なので、少し大変ですが、お二人ともがんばっていただきました


全体の大まかな傷がつぶれたら、今度は紙やすりを使って細かな傷とるよう磨いていきます

仕上の作業はなかなか地道な作業ですが、この作業を怠ってしまうと最後にキレイに光らなくなってしまいますので、がんばりましょう


だんだんリングに輝きがでてきました

お二人が一生懸命に磨いていただいたからですね

キラキラに輝くリングの完成です!!
お疲れ様でした

シンプルな形のリングですが、ご自身で一から作っていただくと、さらに愛着が湧いてきますね



お二人ともアイスブルーダイヤが入っています。とてもさわやかな印象ですね

お二人とも一生懸命作っていただき、ありがとうございました。
道具の扱い方などとてもお上手でしたよ

「楽しんで作れたので良い思いでになりました」とのご感想をいただきました

サイズ直し等また、なにかございましたらご連絡くださいね

この度は当店にお越しくださりありがとうございました。
末永くお幸せに

土屋