【超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA】に手作り結婚指輪のお店のスタッフが行ってみました!
こんにちは!
ついぶ東京工房です。
本日は現在、開催中に展示会、
【超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA】という展示についてのご紹介していきます!
ついぶ東京工房はじつは元々、遡ると室町時代から続く京都の彫金職人の家系から独立してできたお店です。
室町時代なんて600~700年程前の時代ですからすごいですね~
なので、現在の社長はまさに伝統工芸を受け継いでいる職人でもあり、我々スタッフもその教えを受け継いでる次世代の職人でもあります。
ですので、上記のような展示会にはとても興味があり、勉強も兼ねて行ってまいりました~
場所は東京は中央区日本橋にある『三井記念美術館』
最寄り駅は東京メトロ銀座線の『三越前駅』です。
とても立派な美術館で日本の美術品の企画展を多く行っている美術館です。
まず美術館に入って一番最初にこちらの作品がありました。
鉄の素材を鍛金という技法でカラスを作られた作品です。
美術館内のキャプションによるとカラスの骨格や筋肉も再現しておりさらにはカラスが餌と間違えて飲み込んだ異物もカラスの内部に再現されているとの事です。
とても精巧な作りで今にも動き出しそうなほどリアルですね!
お次はこちらの作品です。
美術館の説明によるとこちらの作品はすべて木で作られており、塗料による着色も行われていないとの事です!
蝶々の羽の色もすべて木の色そのまんまだそうです。
驚くことに、木の板の上にある水たまりのような物も木で表現されているのです。
水たまりの厚み分だけ木の板を掘り下げ、磨いてツヤを出し、水たまりを表現したそうです。
もはや、すさまじい技術力、超絶技巧に嘘偽りはないですね…
最後にこちらの作品を紹介させていただきますね!
こちらの作品も木彫で作られた作品で一木造り(いちぼくづくり)といって
一枚の木の板から作られている作品です。
恐ろしいことにスルメのみならずスルメを挟んでいるクリップも、それに金属に見えるチェーンも木で作られた作品なんです。
近くによって見てみてもとても木でできているとは思いませんね!
上記に紹介したような、現代の作家さんの作品のみではなく
明治時代に作られた作品も多数展示されており現代作家との作品作りに関してのテーマの違い等も感じられて非常に面白い企画展でした!
こちらの展示はすべてではないですがかなり多くの作品が撮影が可能で、そのおかげでこうしてブログに書いて皆さんにもお伝えできております。
金属工芸は勿論、木工や漆工、陶磁、ガラスから切り絵に至るまで様々なジャンルの作品が見られる非常におすすめの展示会です。
こちらの展示は11月26日(日)までやっております。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。