彫金作品を紹介!!

 

今日はいつもと少し趣向を変えて、「彫金」の作品を紹介します!!鏨明

そもそも「彫金」とは、金属工芸の技法のひとつで、鏨(タガネ)という道具などを用いて金属の形状を整えたり、加飾する作業を意味します。よくジュエリーメイキング(宝飾)と混同されがち、もしくは同意で捉えられていますが、本来は宝飾だけでなく、金属加工技法の大きなカテゴリのひとつです。

その中でも、透かし・彫り・打ち出し・象嵌などいくつかに分類され、またそれぞれが細かくいくつもの種類に分かれています。道具も多種多様で、職人の工房には仕事毎に用意された鏨などが数え切れないほどあります。

 

さて今回は、その「彫金」のなかでも彫りの技法を用いてつくられた作品をご紹介します。Exif_JPEG_PICTURE

 

ついぶ東京工房に入ってすぐ右側の壁にかけてある3枚の金属の板。それぞれに草花が彫られています。

Exif_JPEG_PICTUREあざみです。

Exif_JPEG_PICTUREエノコロ草(ねこじゃらし)です。Exif_JPEG_PICTURE

すすきです。

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これは壁には掛かってないですが、以前もご紹介した鳳凰です。

制作者は「ついぶ」の代表で、京都の彫金家「竹影堂 鎚舞」です。私達工房スタッフの先生でもあります。

それぞれいくつかの鏨を使用して、金属を浅く彫り、表現しています。相当な彫りの技術も必要なのですが、同時にデッサン力も問われる作品です。金属工芸で作品を制作するには技術だけでなく総合的な美術センスも必要とされます。

かつて活躍していた高名な彫金家達は、彫金技術だけでなく絵の勉強も欠かさなかったといいます。

このような彫金技術も用いて、ついぶ東京工房ではお客様につくっていただいた指輪に「彫り」を施すことができます。Exif_JPEG_PICTURE

 

指輪に彫られるモチーフは唐草や月桂樹などが多いです。また、一周総彫りではなく、アルファベットの筆記対でイニシャルや、オリジナルマークのワンポイント彫りをご希望される方もいらっしゃいます。ご興味あれば是非お問い合わせください。

芳田

 

 

2013年06月17日 カテゴリー: 彫金

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