お客様の声ご紹介 11

 

 今回は昨年10月にご来店いただいた正田様ご夫婦の作成されたマリッジリングについて
お伝えします
お二人のリングはベーシックコースで作成されました。リング表面にはお二人オリジナルの
模様が印字されています
それでは早速制作スタートです
ベーシックコースではこのような金属の棒から溶接して作っていきます

少し見づらいですが、左がホワイトゴールド、右がプラチナになります。
こちらの材料はこのままでは硬く加工しづらいので、火を使って軟らかくしていきます。

材料が軟らかくなったら写真のようなおにぎり型の形に曲げ、端と端をぴったり隙間なくくっつけます
くっついたら、今度はいよいよ継ぎ目を
溶接していきます
緊張の作業です!
溶接にはリング本体より早く溶ける素材の金属を使います。
小さなかけらを継ぎ目に乗せ、うまく溶けたら溶接完了です

今度は溶接できたリングをハンマーで叩いて丸く整え、サイズを合わせていきます。
サイズを合わせるときはご自身の指にはめながらちょうど良いサイズを作ることができます
サイズが合ったら、今度はハンマーで叩いてついた跡など今までの加工でついてしまった傷をヤスリを使って削ってきれいにします。
その次にヤスリの跡をきれいにするため、ヘラ(磨き棒)という硬い棒を使い、
傷を押しつぶしていきます。
これは、リングの側面以外をやらなくてはいけないので、少し大変かも知れませんが、少しづつ金属特有の光沢がでてきます。

ヤスリの跡が消えたら、細かい傷を紙ヤスリで磨いていきます。
最後に磨き粉で磨いて光沢を出してリングの完成です!
お疲れ様でした
リングが出来上がったので、今度はイラストレーターでいただいたデータを印字させていただく作業をしました

そして完成したリングがこちらです
なんと、リングの周りをぐるりと模様が
印字されています
おそろいの絵柄かと思いきや、少しづつ模様が違います。
こだわっていただいたマリッジリングが
無事完成いたしました
撮影にご協力いただきまして、誠にありがとうございました
お二人にとって良い思い出にしていただけましたら幸いです
〈お二人のご感想〉
「思った以上に大変でしたが、やはり、手作りにして良かったと思いました。
デザインの段階から細かいやり取りを何回もしていただき、ありがとうございます。
記念になりました。」
担当させていただいた私も完成したときはとてもうれしい気分になりました。
末永くお幸せに
土屋

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