糸鋸の使い方
糸のこもよく使うけど、苦戦する人が多い工具。
糸のこは主に「切る」、「整える」の目的で使います。
「切る」では、よく糸のこが自分が思うラインから外れていったり、向かって欲しくない方向に進んでしまう等、記憶にありませんか?
その原因の1つは、刃が緩いことにあります。
面倒くさがらず、鋸刃は抑えても弛まない位しっかりと張りましょう!
私が思うもう1つの原因は、力の入れすぎ。
よほど分厚い板を切るときは別として、力の入れすぎは彫金全般にNG。
糸のこを真下引いていたら自然と前に進んでいる位でいいのです。
私はミシンのイメージではないかと思います。
「整える」はやすりが入らない箇所を糸のこだけで処理する事。
切るのではなく削ぎ取っていきます。
ポイントはすり板を上手く使うこと。
うっかり糸のこを滑らして別の場所を切ったりしないように、すり板と一緒に削いだり、すり板をストッパーにしたりします。
全般に言えることは、せかせかしないこと。
しっかり刃を張って、力まず切っていく。
その方が後の処理も少なくて済むので、後々楽チン。
「急がば回れ」でいきましょう!