【結婚指輪】【婚約指輪】それぞれの特徴と歴史とは?
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今回は結婚指輪・婚約指輪の由来について話していこうと思います。
皆さんは、結婚指輪と婚約指輪はというのはいつごろから文化として取り入れられたと思いますか?そもそも結婚指輪と婚約指輪、どっちが先に取り入れられたのでしょうか。
そして、「結婚指輪と婚約指輪って何がどう違うの?」などそういった疑問も今回はまとめて解説させていただきます。
結婚指輪も、婚約指輪も人生を彩る素敵な品物のひとつです。
そんな指輪の由来に詳しくなって、よりその特別なロマンチックさを知ってみてください!
《婚約指輪の由来》
《婚約指輪》の起源は古代ローマまで遡ります。紀元前3世紀ごろには既に男性が女性に対し婚約の証を贈るという習慣があり、古代ローマの頃には約束を果たす誓いの証として、お互いに鉄の輪をつける習慣が根付いていたそうです。
現在のように指輪が用いられたのは2世紀頃とされています。その頃は金の指輪がよく用いられていた、とか。
指輪の形には永遠に切れない「円」で「二人の絆を強める」という意味合いもありますが、これも最初はエジプトの象形文字から来ていると言われています。
かつて「円」という字の形をしていたエジプトの象形文字は「結婚」を意味していました。
これらの二つの意味を重ねて、結婚指輪は「約束の形」「気持ちや愛」「決意の象徴」「二人の一生の財産」という意味を持ったと言われています。
婚約指輪、まさに「女の子の憧れ」が詰まった指輪でついついときめいてしまう人も多いと思います。
《結婚指輪の由来》
《結婚指輪》の始まりとされるのが、古代ローマ時代です。こちらも最初は鉄の指輪が結婚指輪として用いられていたそうです。これはギリシア神話のプロメテウスと指輪に関することが由来となっています。「プロメテウスは天界の火を盗み、人類に与えた神。人類は火を得たことで豊になると同時に戦争を始めるようになったために、ゼウスはプロメテウスに罰を与えました。その際、プロメテウスは岩山の破片と鎖を使って指輪を作り「ゼウスへの服従の誓い」としたのです。
古代ローマの頃は男性が上の存在だったので結婚指輪は女性が男性に対して「忠誠を誓うしるし」として用いられていました。
また、薬指に指輪をはめるようになったのは、当時「薬指は心臓とつながっている」と考えられていたためです。命をかけて永遠にこの約束を守ることを意味し、最も大切な場所に誓いの指輪をさせていたのです。
9世紀頃、当時のローマ教皇であるニコラウス1世が結婚式で指輪を交換したことから「指輪は結婚している証拠」として認められるようになったのです。
花嫁には金の指輪を。花婿には鉄の指輪が贈られていたとか。
日本にこの結婚指輪の文化が広まったのは明治時代になります。
西洋の文化が日本へ流れていきた際に、この文化も伝わりました。
《結婚指輪と婚約指輪の違い》
結婚指輪は結婚するお二人で身に着ける指輪で、婚約指輪は渡されたお一人が身に着ける指輪になります。
最近では、「婚約指輪は本当に要るのかどうか」という話もあり、そもそも婚約指輪を用意しない方が多くなっている傾向です。また、他にも「婚約指輪は欲しいけどデザインは自分で決めたい」と渡す側だけにすべてを任せないという方もいらっしゃいます。
《意味の違い》
婚約指輪の意味は「婚約の証」です。
結婚への決意や、結婚するにあたってのけじめの意味を持っています。
結婚指輪の意味は「夫婦の証」です。
結婚指輪は日常的に身に着ける指輪なので周りの人に既婚者であると伝える役目も果たします。
《デザインの違い》
婚約指輪はいわゆる記念品になります。そのため、普段身に着ける指輪というよりも華やかな見た目で特別感を感じさせるデザインが多いです。
よくあるのは大きめのダイヤを爪で留めたデザインです。
実際、婚約指輪と結婚指輪のお値段を比べると婚約指輪の方がお高い印象があります。その理由が、ダイヤモンドなど宝石を留めているからこそなんです。
ただし、婚約指輪の出番は日常ではなく、ここぞという時なのでそのために見栄えの良いものをえらぶのがおすすめではあります。
結婚指輪は日常で身に着けていただくものになります。そのため、日常生活で邪魔にならないシンプルなデザインが多いです。
デザインはシンプルですが、指輪の内側にはこっそり二人ならではの個性を出すこともできます。
例えば手書きの文字やイラストを入れることも可能です。入籍日、それぞれのイニシャル、似顔絵、思い出の曲のワンフレーズなどなど。また、指輪の表側を避け、内側にそれぞれの誕生石を留めたりなんてことも可能です。指輪を付ける自分たちだけの秘密にもできるのがわくわくしてしまいますね。
ここからはついぶ東京工房で作れる結婚指輪のデザインをいくつかご紹介いたします!
①シェアリング
お互いの指輪を一部交換して作るシェアリング。
2本の指輪を共有することで、お互いに寄り添いあうデザインになっています。
②ねじり
メビウスの輪を連想させるねじったデザインの指輪。「永遠」を誓うご夫婦に。
お客様自身の手で金属をねじっていただき、指輪を制作できます。
③手彫りリング
指輪を華やかに仕立てる手彫りのデザイン。
職人の手で丁寧に彫り入れた模様で特別な結婚指輪になります。
④ミルグレイン
小さな粒が一列に並んだミルグレイン。
ヨーロッパでは古くから使われている伝統技法で、アンティークなデザインになります。
こういった指輪を作るときは金属から制作をするのではなく、WAXというやわらかい素材を使い削っていき、お好みのデザインにしていきます。
金属から作るものと比べると、幅が広い指輪が作れたり、複雑な形にしたりなどデザインの自由度が広がるので、より一層個性や特別感を出すことができます。
ここまで、「結婚指輪」と「婚約指輪」の由来、意味、それぞれの違いなどをお話ししてきました。
工房では結婚指輪、婚約指輪ともに手作りでご制作いただけます。
素材や指輪の幅、ベースの形など、お二人で一緒に相談して心から納得がいくものを決めるもよし、婚約指輪では手作り指輪をサプライズ!なんてのも素敵ですね。
ずっと身に着けるものだからこそ、自分の手でこだわって作る体験はより指輪に込める想いが強くなると思います。
人生を彩る大切な指輪を是非思い出としてもお客様の手で形にしてみませんか。
ご来店お待ちしております。