今回ご紹介する手作り結婚指輪は金槌で模様付けする石目模様の手作り結婚指輪です。

和紙のような模様は落ち着いた雰囲気があるひとつとなります。

それでは早速始めていきましょう！

今回、お二人が選んだ素材はK18イエローゴールドです。

なんだかゴールドの色味ではなく、黒く見えますが間違っているわけではございません。

正真正銘のK18イエローゴールドです！！

イエローゴールドの特性として、火で熱すると表面が酸化して黒く変化します。磨きあげれば綺麗なゴールド色になりますのでご安心ください！

それでは材料を熱する、焼きなまし作業を行ってもらいます。

ガスバーナーを使用して、材料全体をしっかりと熱していきます。

普段では扱わない道具に興味津々でしたね(*^^*)！

熱した材料を冷ました後、棒材を曲げていきます。

今回選んだイエローゴールドは硬さがある素材です。

あまりの硬さにお二人ともビックリ！！

スタッフが曲げのコツも教えていきますので、徐々に曲げていきましょう！

いつの間にかに真剣モードへと。だんだんとコツを掴んできましたね(*^^*)！

真っ直ぐな棒状からだいぶ曲がってきました！良い感じです！

ここから端同士をより曲げていき、隙間が無くなれば完璧です。最後のひと踏ん張り、頑張ってください！

端がピタッと合わされば、溶接作業へと進みます。

ガスバーナーを使って、再び熱していきます。溶接では接着材の役割をするロウ材を溶かして、隙間を埋めていきます。

熱した温度は900℃近くまでいきますので、材料も真っ赤に！

お二人でロウ材が溶ける瞬間をじっくり観察(*^^*)！溶けるときは一瞬なのでお見逃しなく！

2本とも綺麗に溶接完了です。

なんだかお饅頭のような形で可愛らしいですね！

歪な形で不安になるかもしれませんが、とても順調です！

ここからどんどん指輪の形に変わっていきますよー(*^^*)！

それでは歪な形を整えていきましょう！

芯金という鉄の棒に指輪をはめます。歪な箇所には芯金と指輪の間に隙間ができます。そこを木槌でトントン叩いて整えていきましょう！

トントントントン♪と素敵な音色が工房内に響いてますね(*^^*)！

お饅頭だった形かだいぶ丸に整ってきました！

ここで一度、指輪のサイズを確認します。

『あれ？サイズが小さい・・・。』

そうなんです！実はこの段階ではサイズが小さいんです。

今回お二人のご希望は石目模様の結婚指輪です。石目模様を入れるには、金槌を使って打ち込んでいきます。打ち込むことにより模様も入りますが、同時にサイズも大きく伸びていきます！

模様をしっかりと打ち込んでもらうために、希望サイズの1.5号から2号分の小さいサイズになっています。

そのため、丸くなった嬉しさで無理して指にはめないようにご注意ください(>_<)！

それでは磨き工程に進みます。

まずは指輪の表面と側面をスポンジ状のヤスリを使って、綺麗にしていきます。

酸化している黒い部分や曲げの傷や叩いた傷などを取り除いていきます。

しっかり確認しながら磨き残しが無いように。お二人ともバッチリかな？？

良い感じですね！！しっかりとゴールドの色味がでてきて綺麗です！

この状態であれば平打ち型マット仕上げの指輪ができた感じです！

ここで今回の結婚指輪の重要な工程！模様付けへと進みます！

丸く整える工程では木槌を使いましたが今回は金槌へと持ち替えて模様を打ち込んでいきます！

先程、お伝えしたように模様が付くとサイズも大きく変わっていきます。

サイズ確認をしながら進めていきましょう！

お互いが打ち込んだ模様を確認中(*^^*)素敵な模様になったかな？？

そんなお二人をパシャリ！ほっこりするお写真、ありがとうございます！

スタッフも撮影しながらついついニヤけてしまいました！

サイズも丁度よくでてきたら、実際に指へはめてサイズチェックしていきます。もしサイズが合わないことがあれば、この工程で調整できます！作りながら、その場でサイズ調整できるのも手作りならではです！！

それでは再び磨き工程へと進みましょう。

この磨きでは唯一磨きを入れていなかった指輪の内側を磨いていきます。

滑らかで着け心地が良い指輪にするため、先程と同様に入念に磨いていきましょう！

しっかりと磨き込んだ後は液状の研磨材で艶出しを行って完成です！

お疲れ様です(*^^*)！

素敵な石目模様の手作り結婚指輪の完成です！

お二人の指輪の内側には日付とイニシャルを刻印致しました。

二人で作り上げ手作り結婚指輪ともに歩んでいってください。

末永くお幸せに。