お客様の声

結婚指輪

2023年08月01日

指輪の内側にダイヤを忍ばせて。プラチナの手作り結婚指輪

O・R様   H・M様

お客様の声

元々手作りを希望していて、実際に体験して満足でした。
O・R様
「少し手を加える」のでは無く、金属の棒からしっかり作れたので良い思い出になりました!とても楽しかったです!
H・M様

制作風景

今回ご紹介するお客様は、シンプルリングコースでご結婚指輪を手作りされたお二人です。

 

旦那様が元々指輪が手作りできるお店があるということをご存じだったそうで、いつか結婚指輪を手作りしてみたいと思われていたことから今回ついぶ東京工房へご来店くださりました。

ワックスリングコースとの比較をされたうえで、色々な工程を体験したいというご希望から金属の棒材をダイレクトに加工するシンプルリングコースに。沢山あるデザインの中から最終的に平打型をベースにした、シンプル重視のデザインをお選びいただきました。加えて指輪の内側にはダイヤモンドを留め、外側はすっきりとしたデザインにしつつ内側にはダイヤが輝く華やかさも兼ね備えた素敵な結婚指輪になりましたね。

今日という日が大切な思い出になりますように


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指輪の材料をお二人で手に持ち、まずは一枚記念撮影を♪

今回お互いの指輪を作ることにしたお二人。指輪が出来上がっていく過程を肌で感じられるのも手作りならでは。是非指輪だけなく、今日という日の思い出もお二人にとってかけがえのない者になればと思います。

一本の金属の棒から加工していきます


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こちらはお二人の指輪の材料、プラチナの棒材となります。

二本を見比べると長さが異なりますが、これはお二人の指の号数に応じて長さが異なるため。手前の少し長さがあるのが旦那様、奥側が奥様の指輪の材料となります。

初めての作業にドキドキのお二人


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指輪のご制作でまず初めにお二人に取り掛かっていただくのは、材料に火を当て金属を柔らかくする「焼きなまし」という作業。

普段中々触れることのないバーナーと、真っ赤に輝くプラチナの様子にお二人とも驚かれていらっしゃいました。プラチナは熱にとても強い素材ですので、安心して火を当ててくださいね。

前半はパワーを使う作業が盛り沢山!


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焼きなましの作業を終えましたら、専用の道具を使って材料を曲げていきます。この作業では指輪の真ん丸の形を目指す必要はなく、アルファベットのDのような、お饅頭のようなような形にして指輪の端と端をくっつけるようなイメージで進めていきます。

焼きなましの工程を踏んでいるとはいえ、厚みのある金属を曲げるのはそう簡単ではございません。お二人ともDの形を作る作業には難航されていらっしゃいましたね…!

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制作の合間にこぼれる奥様の笑顔をパチリ。和やかな雰囲気の中お二人の指輪作りの時間が流れていきます。

お互いの指輪を作るのはもちろん緊張感やプレッシャーもありますが、より深く相手のことを考えて思いを込めながら結婚指輪を作ることが出来るのも、とても魅力的ではないでしょうか。相手が頑張って作ってくれた指輪と、自分で作り上げた相手の指輪。そのどちらにもそれぞれの思い出が宿り、そして愛着の持てる結婚指輪になると思います。

工具を構える姿はまさに職人♪


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材料を溶接して輪っかの状態になりましたらここでよくある指輪のイメージ通りの、キレイな真ん丸な形の指輪を目指して叩いていきます!

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工房内にトントントントン…と軽快なリズムの音色が響き渡ります。お二人の真剣な眼差しと工具を構える姿はまさに職人そのものですね。こちらも引き続きパワーが必要な作業になりますが、特に号数の大きい旦那様の指輪を作られていた奥様は叩くボリュームも多い分、頑張ってたくさん回数を重ねて叩いていらっしゃいましたね…!

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丸くなった指輪と共に使った工具たちも横に添えてパチリ♪お二人とも沢山叩いてしっかりと綺麗なシルエットに仕上げて頂きました!ここまできたら、指輪作りはいよいよ後半戦へ。平打ちの指輪はコツコツと磨き上げる作業が後半は盛り沢山です。

お二人の頑張りが、指輪の輝きに繋がります


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指輪の形がしっかりと整い、お二人の指へのフィッティングが済みましたら、ここからはヤスリを使った磨きの作業を行っていただきます。

前半は曲げたり叩いたり…と大きく形が変化する工程が多かったのですが、ここからは見た目のシルエットがあまり変わることはありません。しかし磨きの作業の有無によって変わるのは指輪の輝き。指輪の表面をしっかり磨いてあげると見た目の輝きも格段に良くなりますし、内側を磨いてあげると指輪もすべすべになり、着け心地も全く異なってきます。

一見地味な作業ではありますが、お二人の指輪の完成度を大きく左右する非常に重要な作業になりますので、おふたりとも最後まで頑張りましょう!

指輪の完成まであと少し…


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スポンジ状のものや紙製のもの、いろんな種類のヤスリを駆使して指輪をピカピカに磨いていただき、ついに指輪作りも最終工程。クリーム状の研磨剤を使って指輪全体の艶出しを行います。研磨剤を染み込ませた布をお渡しして、指輪全体をゴシゴシと丁寧に磨いていただきました。

指輪のご制作、大変お疲れ様でした!


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お二人とも、長い時間にわたるご制作大変お疲れ様でした。キラキラと輝く二つの指輪の表面は、お二人がコツコツと積み重ねた努力を物語っていますね。

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お互いが作った指輪を贈りあって、相手の指元へ。完成の記念に一枚またお写真を撮らせていただきました。

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指輪の内側への石留加工があったため、ご制作日当日は指輪をお持ち帰りいただかずにお預かりに。お客様もスタッフもこの時間はカメラマンとなり、ピカピカの指輪をしっかりとカメラに納めさせていただきました…◎お店にはお二人の結婚指輪を華やかに飾る撮影用什器もご用意しておりますので、是非色々な角度や構図でお写真を残してくださいね。

おふたりの手で作り上げた結婚指輪が、これから歩む二人の人生にそっと寄り添ってくれますように。

この度はご来店ありがとうございました。いつまでも末永く、お幸せに。

お作りになられた指輪