お客様の声

結婚指輪

2023年08月16日

ダイヤモンドの輝きを引き立てるように。彫り留めの手作り結婚指輪

O・N様   I・K様

お客様の声

一つのいい思い出が作れて良かったです。とても良い時間が過ごせました。
O・N様
丁寧に教えていただき、作るのがとても楽しかったです。ありがとうございました。
I・K様

制作風景

今回ご紹介するのは柔らかな甲丸ベースにプラチナとピンクゴールド、それぞれお好きな色味を選んで作られたご結婚指輪です。

お二人とも形はシンプルかつ使いやすいものをとのことで、隣の指にも角が当たることが無く着け心地の良さが特徴の甲丸型をお選びいただきました。また奥様の指輪にダイヤモンドを留めるにあたり、ダイヤモンドの輝きを引き立てつつも日常生活でも使いやすい彫り留めという方法で石を留めることに。

今回はそんなお二人の指輪作り体験をご紹介していきたいと思います。

 

二人で選んだものを手作りで


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まずはお二人で指輪の材料を手にもち、記念撮影にパチリ*

今回お二人が結婚指輪を手作りしようと思ったのは、『二人で選んだものを自分たちで作りたい』。そんな思いからついぶを選んでご来店くださりました。

ついぶ東京工房では、指輪のご制作の前にまずはお二人がどんな指輪を作りたいか、お二人のお話を伺いながら指輪のサンプルをご覧いただいたり、指輪のオプション加工についてご説明をいたします。大切な結婚指輪ですので是非沢山悩んでいただいたうえで、お二人の希望を詰め込んだ指輪を作るお手伝いが出来ましたら幸いです。

 

大切な思い出をいつでも見返せるように


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指輪を作るにあたって、金属を柔らかく加工したり溶接をしたりする際にガスバーナーは必要不可欠の存在。職人が普段から必ず行うバーナーワークも、マリッジリングコースではすべてお客様に体験していただきます。初めての作業にお二人共緊張された面持ちでしたが、スタッフの声かけに合わせて素早く手を動かされていましたね。

ちなみに体験中はお手持ちのカメラやスマートフォンでいつでも撮影が可能です。当日はお互いの作業している姿や各工程ごとの指輪の写真など、是非たくさんの思い出を写真に納めてくださいませ。

 

溶接作業でもう一度ガスバーナーを


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棒状の指輪の材料を輪っかにして溶接をするのですが、ここで再びガスバーナーの出番です。炎の距離感やバーナーを避けるタイミングは、スタッフがきちんとお伝えいたしますのでご安心くださいませ!奥様が作っているプラチナの指輪の方は、プラチナがとても高い融点のため写真のように真っ赤になるまで火を当てても溶けることはありません。こんなに明るく色が変化した金属をみるのも何だか新鮮ですよね。

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そしてこちらは旦那様がつくるピンクゴールドの指輪。プラチナと違ってピンクゴールドはあまり火を当てすぎると材料ごとドロドロに溶けてしまいますので、注意が必要です。旦那様もスタッフの指示に合わせて慎重に作業されていましたね。07

正面のキラキラとしているところが、お二人が溶接した箇所を整えたもの。こうしてみるとどこがつなぎ目なのか全くわからなくなったかと思います。

 

トントントン♪指輪を丸く整えていきます


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溶接したばかりの指輪はまだまだ歪な状態ですので、ここからは道具を使って輪っかを綺麗な丸の形に整えていく作業です!

おふたりで道具を構えて、ハイポーズ♪お二人とも、ありがとうございます(^^)

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綺麗な丸い形を目指してコンコンコンコン…と工房にはお二人の叩くハンマーの音が響き渡ります。特に旦那様の作るピンクゴールドの指輪は、非常に硬さのある金属のため皆様この作業はとても苦労される方も多いところ。

お二人も「結構大変…!」とこぼされながらも、最後までペースを崩すことなく作業されていましたね。

 

お二人の頑張りが形に


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こちらがお二人が叩いて真ん丸に仕上げた状態です。ここまでくるともうだいぶ指輪らしく形も見えてきて、完成がぐんと近づいてきたような気がしますね。

シルエットが綺麗に仕上がってきたところで、この後はいよいよ後半戦。指輪の形作りを前半とすると、後半は指輪の精度をどんどん上げていく作業に入っていきます。

 

相手のために作る、世界にただ一つの指輪


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先程の写真がとても分かりやすい状態なのですが、指輪の表面がまだ黒く汚れていたり、ハンマーで叩いた打ち跡が残っていたりと実はこのままだと傷や汚れが多く残っている状態です。そこからお二人にはスポンジ状のものや紙のヤスリなど、色々な種類の道具を使って指輪を磨いていただきました。

お互いに相手の指輪を作るのは緊張感やプレッシャーもありますが、最後まで手を抜くことなく頑張って作業できるのもプレゼントするお相手のため。特にお相手が隣で真剣に自分の指輪を作ってくれている姿をみて、自分も頑張らなくては!と思えるのかもしれません。

 

仕上げに研磨剤で指輪を光らせれば…


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最後は研磨剤を使った仕上げの作業。お二人がヤスリがけをした指輪の表面、内側に研磨剤のクリームを染み込ませて丁寧に塗り込みをしていただきます。ピカピカの指輪の完成まで、あと少しです!

 

世界に一つだけの結婚指輪の完成です


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お二人とも長い時間にわたるご制作大変お疲れ様でした。ピカピカに輝く甲丸の指輪が完成いたしましたね。完成した指輪をお預かりして、後日職人が奥様の指輪へダイヤモンドを3石並べた彫り留めを施しました。

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プラチナの美しい色味を最大限に魅せてスッキリ仕上げた旦那様の指輪に、ミル鏨を用いた立体的な丸みのある爪と、サイズ違いのダイヤモンドを留めた華やかさのある奥様の指輪。どちらもお二人の手元にスッと馴染む、そんな素敵なご結婚指輪になりましたね。

この度はご来店ありがとうございました。お二人のこだわりがこもった素敵な結婚指輪と共に、いつまでもお幸せに。

お作りになられた指輪