お客様の声

結婚指輪

2023年08月26日

ねじりにそれぞれのお好みの加工を。メビウスの手作り結婚指輪

H・R様   I・M様

お客様の声

一生の思い出になりました!大切に身に着けていきたいと思います(^^)
H・R様
3年越しに2度目の指輪でした。不器用なのにねじりデザインにして不安はあったものの、優しく指導して頂き難しい工程ではなく最高の思い出になりました(*´艸`*) 結婚式でお互いが作成しあった指輪の交換が楽しみです☺️ 納得するまでとことんこだわれるのが手作りの良さなのかなと思っています!1本の棒から指輪ができるまでの工程を笑い合い楽しみながら行うことができました! 素敵な経験をさせて頂き、ありがとうございました(^^)
I・M様

制作風景

今回ご紹介するのは、シンプルリング手作りコースで結婚指輪をご制作いただいたお二人。

実はお二人がついぶへいらっしゃるのはこれで2回目。お付き合いされている時にペアリングを作りに来ていらしてくださいました。「お互いの作りあった世界に一つの指輪が本当に嬉しくて、結婚が決まったら必ずここで作成しよう!」とお二人で決めてきてくださったとのことで、大切な結婚指輪作りについぶを選んでいただき私たちも本当に嬉しいです。

以前ペアリングをご制作に来られたお二人が、今度は生涯を共に過ごす結婚指輪を一緒に作りに。スタッフもこうした形でまたお客様にお会いできる機会をいただけるのはとても貴重であり、お二人のとても嬉しいお言葉にほっこりとした気持ちにさせていただきました。お二人共この度は数あるお店の中からついぶ東京工房をまた選んで下さり、ありがとうございました!

それでは、そんなお二人の素敵な指輪が出来るまでをご紹介していきたいと思います。

材料と共に記念撮影を


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指輪作りのスタートは、一本の棒の状態から始まります。

お二人が今回結婚指輪の材料に選んだのは、ついぶでも人気の素材であるプラチナ。また今回奥様がねじりの部分に石留めをご希望されていたということで、石の色味が鮮やかにくっきりと映えるシルバーカラーのプラチナをお選びいただきました。

 

ねじりの工程もご自身で体験していただきます


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まず初めにやっていくのは、今回の指輪のメインともいえるねじりのラインをつくる作業です。

今回お二人が選んだのは材料をぐるりとねじったデザイン。前回ペアリングを作った時はスッキリとシンプルなデザインでまとめた分、今回は異なるものを選びたいという想いから『永遠の愛』を意味するメビウスの形を盛り込んだデザインになりました。一生身に着ける大切な結婚指輪だからこそ、お二人らしい形で永遠の愛を表現されましたね◎

そんな初っ端から重要な作業からのスタートでお二人共ドキドキのご様子でしたが、慎重に丁寧な手つきで作業を進められていました!

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旦那様から先に作業していただき、お次は奥様の作業姿をスマートフォンでもぱちり。

店内ではスタッフの撮影の他、お客様の各作業机にはスマートフォン専用の撮影スタンドをご用意しておりますのでよろしければ是非ご活用くださいませ。

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カメラ目線でもパチリ*お二人とも上手に曲げられましたね。お疲れ様でした!

 

ねじりを加えた状態がこちら


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材料の真ん中がお二人が道具を使って捻った部分になります。滑らかな曲線が出来上がっているのがわかりますでしょうか?

 

プラチナの融点は約1500℃にも!


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ねじりを加えた材料を指輪の形に整えていく前に、一度ガスバーナーを使って「焼きなまし」という作業を行います。この作業を行い温まった金属を急冷することで金属の組織が柔らかくなり、材料を曲げたり叩く作業がしやすくなりますので、指輪作りにおいて火を使う作業は必要不可欠。

 

棒状から手を加えて丸い形に


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焼きなましができましたら、次は「ヤットコ」と呼ばれる工具を使って棒状の材料を丸い形に整えて頂きます。焼きなましされているとはいえプラチナの材料は前回ご制作頂いたシルバーの素材と比べると硬さもそれなりにあり、お二人とも初めは苦労されていましたね。

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まずは端っこから少しづつ曲げていき、ホチキスの芯のような形を作っていただきました。指輪のイメージは真ん丸の正円かと思いますが、ここでは一旦アルファベットのDのような形を目指していきましょう。

 

綺麗に溶接されました


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指輪がの後ろ側、少し黄色っぽくなっているところが見えますでしょうか?ここが指輪の材料の端同士を溶接した跡になります。お二つともとても綺麗に溶接できましたね。

まだまだ指輪はいびつな形ですが、この次の作業で綺麗な真ん丸の形を目指していただきます!

 

ハンマーで叩いて形を整えます!


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先程のいびつな指輪の形を、今度は芯金(しんがね)と呼ばれる棒に差し込んでいただき、木製のハンマーでコンコン叩いていきます。芯金自体が綺麗な真ん丸の形をしているので、この棒に差し込んだ時に隙間が無くなっていれば終了の合図。

お二人共真剣な表情で指輪を叩かれていましたね。あともう少しでだいぶ指輪らしい綺麗な形になってきますので、頑張っていきましょう!

 

着け心地を左右する、内側の磨き作業


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指輪の表面をしっかりと磨いて整えた後は、紙やすりを棒状の工具に巻き付けて指輪の内側を磨いていきます。どんどんきめ細かな質感に変化していくのが感じられたのではないでしょうか?

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ペアリングのご制作の時のことを思い出しながらの体験で、時折懐かしく感じる場面もあったのではないでしょうか?また結婚指輪ならではの工程や、それぞれの素材の違いなども楽しんでいただけましたら嬉しいです。

 

お二人の笑顔と共に。結婚指輪の完成です!


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長い時間にわたる指輪のご制作、大変お疲れ様でした!

デザイン決めからご制作まで、お二人でしっかり納得するまでこだわり抜いた世界に一つの結婚指輪になりましたね。

この度はご来店ありがとうございました。

永遠の愛を象ったメビウスの結婚指輪と共に、どうかいつまでもお幸せに。

お作りになられた指輪