お客様の声
結婚指輪
途切れぬ円 インフィニティデザインの手作り結婚指輪
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制作風景
今回ご紹介する手作り結婚指輪はインフィニティデザインの結婚指輪です。
指輪の形状が円が途切れない無限大のようなデザインになります。これから歩んでいく二人にぴったりの意味合いが込められた結婚指輪ですね(*^^*)!
それでは手作り結婚指輪のスタートです!
今回お二人が選んだ素材は旦那様がホワイトゴールド(画像上)、奥様がピンクゴールド(画像下)になります。
二つともK18ゴールドですが、金属の配合によって色味が全く異なります。また特性も変わってくるのでこれからの作業で触り比べてみるのも楽しいですよ(*^^*)!
それでは材料を持って、ハイ!チーズ!ありがとうございます!素敵な笑顔をいただきました(*^^*)!
お二人が結婚指輪を手作りした理由は、旦那様からのご提案だったそうです。SNSやついぶ東京工房の口コミを参考にして、選んでいただけました。
年々、結婚指輪を検討するためのツールとしてSNSを活用するご夫婦が大変増えています。ついぶ東京工房でもこれまでの制作事例をたくさん掲載していますのでご参考ください(*^^*)
それでは制作を進めていきましょう!初めにやっていただく工程は、ガスバーナーで材料を熱する焼きなまし作業です。材料が赤く色付く程度に棒材全体を熱します。焼きなましのムラが無いように数回繰り返していきます。
普段では扱うことのない火力のガスバーナー作業は貴重な体験になると思います。たくさん思い出に残してくださいね!
焼きなましを終えた材用にねじりを加えていきましょう。材料を2つの万力で挟み、固定します。180度回転させてるとねじり部分のデザインができあがります。
材料が折れる心配は無いので、おもいきって進めましょう(*^^*)!
こちらがねじり後の棒材です。棒材の中央がねじれているのがわかりますか??
硬い金属にねじりが加えらた感動で、お二人もパシャリ!
サンプルを見ている段階では、お二人ともに本当にできるか不安だったそうです。ここからさらに形になっていきますので楽しみに進めていきましょう(*^^*)!
ねじりを加えた後は、再度焼きなましを行います。金属の特性として、曲げたりねじったりを繰り返すと硬く戻っていきます。もう一度、加工しやするために熱していきます。
熱していくと、こんな感じで赤く色付きます。熱せられた温度を800℃近くまで上昇しています。
ほんのり顔のあたりにまで熱が伝わってきます。
ここからは曲げです。再度柔らかくなった棒材をヤットコとい工具を使って、端から徐々に曲げていきます。
通常でもこの曲げ工程は難しい工程の一つですが、ねじりを加えたデザインになるとより難易度が上がります。ねじった部分にはヤットコを挟むことはできないため、それ以外の部分のみを挟み曲げます。挟める部分が少なくなればなるほど、曲げが難しくなります。
曲げ終わった棒材がこちら。端同士がピタッと隙間なく合わさりました。
続いては溶接作業へと進みます。合わさった部分にロウ材という金属片をのせます。ガスバーナーでロウ材を溶かし、隙間へ流し込みます。ロウ材をしっかり見ていると溶け込む瞬間が見えます。
溶接後がこちら。黒く変色していますがご心配なく。熱を加えた材料は表面が酸化して黒くなっていまうのです。酸性の薬品につけこみ、磨きをかければ簡単に取れますのでがご安心ください。
次は形を整えていきましょう。
芯金(鉄の棒)に指輪を差し込み、歪な部分を木槌でコンコンと叩き整えます。
職人感溢れる一枚をパシャリ!ありがとうございます(*^^*)
おぉーーー!形が整いましたね!
なんだか完成したように見えますが、まだ工程は残っています。次からは磨き工程へと進みます。地道な作業を続きますので根気よく作業していきましょう!
まず最初に磨くのは指輪の表面と側面です。
スポンジ状のヤスリを使って、粗目から細かい目へと番数を重ねて磨きをかけます。ねじった部分が一番磨きづらいので入念に磨いていきましょう。
表面と側面が磨き終われば、指輪の内側を磨きます。紙ヤスリを使って磨きます。ねじりや溶接、叩く作業と比べるととても地味な作業が磨きです。ただし、地味な作業をしっかり行うことで着け心地の良い指輪になりますので、頑張っていきましょう!
それでは最後に指輪内側を液状の研磨剤を付着させ、艶をだしていきましょう。内側に艶がでましたか(*^^*)?
お疲れ様です!
想いが詰まった素敵な手作り結婚指輪の完成です(*^^*)!
完成した指輪の内側には職人が刻印をお入れ致します。
指輪作りの思い出と共に末永くお幸せに。