お客様の声

結婚指輪

2018年12月07日

2つの素材が楽しめるご結婚指輪

N様

お客様の声

楽しかったです
N様

制作風景

今回はピンクゴールドとホワイトゴールドの細身のリングを一部分交換されるデザインでマリッジリングを制作された方の作業の様子をご紹介いたします。 こちらのリングはベーシックタイプでリングを作っていただき、その後、工房でお預かりして一部分を交換、溶接していきます。 色味の違う素材だと、お互いが引き立てあってとてもきれいな仕上がりになります。 こだわりの光るリングですね!
それではいよいよ作業開始です!
 
お二人がお持ちになっているのが、リングの材料です。このようにはじめは棒状のものです。
まず、こちらの材料を火をあてて加工しやすいよう軟らかくしていきます。
火をあて、軟らかくなった金属を専用のペンチで曲げ、端と端をピッタリとくっつけあわせます。硬いピンクゴールドはなかなか大変です。
端と端がピッタリとくっついたらいよいよ溶接をしていきます。
母体の金属より低温で溶けるよう配合された金属を隙間に溶かしこみます。
緊張の一瞬です!
溶接が無事済んだら、今度は芯金棒という鉄の棒にリングを通して木槌や金槌を使って叩いて丸めていきます。
丸くなったら希望のサイズになるよう全体を均等に叩いてサイズを合わせていきます。
ご自身でやっていただくのでちょうどよいサイズが出来あがります。
サイズがピッタリになったら今度は内側を削りつけ心地の良いリングになるよう滑らかに整えます。内側が削れたら表面も丸い形になるよう専用のヤスリで削ります。
これでリングの形は出来あがりました!
次は仕上の作業に入ります。
仕上の作業はホワイトゴールドとピンクゴールドで違ってきます。左の写真はホワイトゴールドの仕上作業風景です。ホワイトゴールドは軟らかい金属なのでヤスリで出来た傷を削り取ることが出来ないので硬い棒状の道具を使って傷を押しつぶしていきます。
こちらはなかなか指の力が要るので大変です。
こちらの写真はピンクゴールドの仕上作業風景です。ピンクゴールドはホワイトゴールドと違い、とても硬いので傷をつぶすというよりは刃物(カンナのようなもの)で傷を削って取っていきます。
今回はお互いに交換されて作っていただいたので、女性は大きなサイズのもの、男性は小さなサイズのものを作業するので少し大変そうでした。
でも、お二人ともがんばって取り組んでいただきました!
仕上の作業が続きます。
全体の大きな傷が取れたら、紙やすりで細かな傷をとっていきます。
細かな傷が取れたら研磨剤で全体を磨いていくとピカッと光ってきます。
リングが完成しました!
お疲れ様でした!
サイズもピッタリですね!
完成したリングをお預かりし、工房でお互いのリングの一部を切り取り、溶接する作業をするためいったんお預かりさせていただきます。
右の写真のように糸鋸を使って切り取ります。
切り取った部分を入れ替え、溶接をしていきます。
溶接が済み、磨きあげて内側に文字をお入れして完成です!
ピンクゴールドとホワイトゴールドの色味が映えてとてもキレイですね!!お二人の頑張りもあって、3時間足らずでリングが完成しました!
お疲れ様でした!
末永くお幸せに!

お作りになられた指輪