お客様の声

結婚指輪

2025年05月21日

自分たちの「好き」を大切にした指輪作り体験

K・M様   N・Y様

お客様の声

想い出に残る指輪になりました。ありがとうございました!
K・M様
今日は上手に作れるか心配でしたが、不器用な私でも安心して楽しく過ごすことができました。担当スタッフさん、ありがとうございました☻
N・Y様

制作風景

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シンプルリングコースで結婚指輪をご制作されたおふたり。ブランドにこだわりはなく、思い出のこもったものにしたいということで今回ついぶでの指輪作り体験をお決め頂きました。またお揃いの素材やデザインにこだわらず、敢えて別々のものを選んだことで自分に一番よく似合う、お気に入りのデザインでご制作いただけたのではないかなと思います。

ご制作した指輪は、旦那様がホワイトゴールドの甲丸型にマットに仕上げたもの。
奥様は、ピンクゴールドの甲丸型にねじりのデザインをプラスをしたものをお選びいただきました。

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それでは、記念のお写真も撮らせてもらって…早速制作へと移っていきます!

制作開始!


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まずは、奥様のほうの指輪。今回ねじりのデザインを選んでもらったので棒の状態の材料をねじるところから始めてもらいます。
両端を固定器具で固定してあげたら、180度ねじってあげます。こうしてねじってあげることで、シンプルな指輪でもちょっとしたアクセントが生まれてくれます。

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火を使って「焼きなまし」をしましょう


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大きく形を変える前に行うのが火を使って金属を柔らかくするのが、こちらの「焼きなまし」と呼ばれる作業です。この作業をせず、無理に棒から指輪のまあるい形を作ろうとすると大変なことに。
丁寧にこの焼きなましの作業を行うことが大切ですね。
ほんのりと金属の棒が赤く光を纏ってきたらバッチリです。

棒から形をかえて…


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今度は道具を使って形を変えます。重要なのは棒の端と端をなるべく近づけてあげること。制作において、以外にもこの形を変えていく作業が基本的に一番むずかしく、そして力が要ります。端同士に隙間が生まれないようによく観察しながら道具を扱っていきましょう。
おふたりとも真剣な表情で作業に臨まれていてとても良いですね!

形が変えられたら、次は端同士を接着します。再び火を使って接着剤の代わりとなる金属の欠片を溶かしこんであげて取れないようにします。

 

叩いて、覗いて、まあるい形


14端同士を接着した素材は「これが指輪に?」となるほど歪な形をしています。このままでは指も入らないので、次におこなってもらう作業は正しく丸を描くように材料を叩いてあげる作業です。

金属の棒に材料をはめ込んでそして見える隙間を狙い叩きます。

ただ、この時使用する棒は結構な重さがあります。けがをする心配もあるので自分の体で支えてあげてブレないようにするのが重要です。

金属の種類によっては硬すぎて、曲げたり叩いたりといった作業に苦労することもあります。その最たる例が今回奥様が選ばれたピンクゴールドの材料になります。
とても固いのでこの作業も一苦労…、お疲れ様でした!

 

丸みをパワーアップ!


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机に作業台を取り付けて次の作業を行います。次は形状が少し変わったヤスリを使って指輪の表面の丸みをより一層綺麗にする作業です。
このヤスリは、側面に丸い溝がありその部分にヤスリの刃がついている”溝ヤスリ”と呼ばれるものです。

これを使い、端同士のつなぎ目や、先ほど叩いた跡だったりをこの時に表面の丸みを整えながら綺麗に除去します。
写真のように、指輪は下から作業台に押し付けて固定してあげて、ヤスリを軽く押し当てられればとてもよいです。また、丸みのついている頂点だけを狙ってヤスリを当てるのは✕。全体にヤスリをかけることを意識して、少し指輪の斜めからもヤスリを当てられるとばっちりですね。

自分の手で磨く指輪


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ラストスパート!あとは指輪をひたすら磨いていきます。

磨きで重要になるのが、ヤスリの使い分けです。まずは粗い目のヤスリを使い、磨く。この時点で今使ったヤスリのあと以外が残っているとそれは傷が残ったままになってしまいます。必ず、取れる傷は取り切って、次のステップへと進みます。粗い目が終わったら、次は細かい目のヤスリを使いましょう。順を追って、どんどんと磨いていくことによって指輪の輝きが変わります。
表側はスポンジのヤスリ、内側は紙ヤスリを使用してみがいていきます。
そうして過程を経て、綺麗に光っていく指輪。お二人も思わず「すごい!」と自身の指輪を見せ合いっこしながら楽しんで作業されている様子でした。

 

「好き」を込めた指輪の完成!


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長時間にわたるご制作お疲れさまでした。
おふたりの指輪、自分の好きを表現できていてとっても素敵に仕上がりましたね。
同じデザインでなくても一緒に作ったからこそ同じ思い出が共有できるのは、手作りならではと言えますね。

この度はご来店ありがとうございました。おふたりとも、いつまでも末永くお幸せに。

お作りになられた指輪