お客様の声

婚約指輪

結婚指輪

2025年07月09日

シンプルに溶け込む二人だけの特別感。甲丸型の手作り結婚・婚約指輪

Y・K様   S・H様

お客様の声

緊張しましたが、とても楽しかったです。
Y・K様
丁寧に教えていただき、思い出に残る指輪が素敵にできてよかったです。
S・H様

制作風景

今回ご紹介するのは、結婚指輪と婚約指輪をご一緒に制作されたお二人です。

旦那様のご友人が指輪の手作り体験を経験しその体験談を聞いたことで、指輪の手作りを検討してくださったとか。一生の思い出に残るご体験を楽しんでいただけたら幸いです。

今回は結婚指輪だけではなく、ご婚約指輪もご一緒にご制作ということもあり沢山の作業を体験していただきました。

 

ご制作する指輪は、プラチナのご結婚指輪と、イエローゴールドのご婚約指輪です。どちらも着けて指になじみやすい甲丸という形をお選びになりました。

めったに見ることのない棒の状態、ぜひお写真を撮っておいて完成した指輪と見比べてあげてください。

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折角なのでお二人が材料をお手に持ったお写真も撮らせていただきました。
この材料がこれからお二人の手でどんな過程を経て指輪として完成するか、早速見ていきましょう。

まずは形を変えるための下準備


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指輪のご制作は成形→磨きという順で行っていきます。まずは形を変えるために、ガスバーナーを持ってもらい金属の棒を熱して柔らかくしてあげましょう。
普段使いがないであろうガスバーナーをつかうということもあり、緊張した面持ちで作業されていますね。

またこういった本格的な体験も行うような3時間となっておりますので、思い出のためにもお写真や動画は好きなタイミングでとってもらって大丈夫です。ぜひ指輪とともにこういった思い出もお持ち帰りくださいませ。

スタッフの合図がかかるまで熱したらこの作業は終了です。

目指すは”D”の形!


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次は形を変えます。柔らかくしたとはいえ金属。細かいコントロールをしながら形を変えるので道具も使っていきましょう。

この時点で丸を目指すというよりは、途切れの無いDの形を狙って変形をします。断面と断面がピタッとくっつくのが一番の理想形と言えます。

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変形し終わった形がこちらです。 綺麗にかたちが出来ましたね。

このように形が出来ましたら、つぎはピタッとくっつけた断面を溶接するためにまた火を使っていきましょう。

 

2回目の火を使う作業


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さて、2回目の火を使う作業ですが1回目と違い今度はただ火を当てるだけでは終わりません。今回は金属の欠片を火で溶かして断面同士を溶接していく作業になります。火を当てる位置や距離感が重要になってきますので担当スタッフのアドバイスをよく聞いてくださいね。

火を扱うこういう作業は不安げな方が多くいらっしゃいますが、お二人は楽しそうに作業していらっしゃたのがとても印象的でした。

欠片が断面同士の僅かな隙間に流れ込めば溶接は完了です。
しっかりくっついてくれているので、いくら指でぐいぐい引っ張ったところで取れない状態になってくれます。

隙間をすべて叩く


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次は硬い金属の棒に先ほど溶接した材料を差し込み、叩いて丸みを出していく作業です。
差し込むと見えるのが棒と材料の間の「隙間」。
その隙間をよく木槌で狙って叩いていくと一気に綺麗な丸の形が!

13これで指輪の形は完成ですね。三本ともしっかり◎の形になっていますね!

表側をつやピカに!


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指輪の形が完成できたら、今度は磨きのターンです。
ここからが指輪をどれだけ美しく綺麗に仕上げることができるかが決まる作業になります。気合を入れましょう~!

まずは指輪の表面から。道具の跡や傷をすべて無くすようにヤスリで磨いていきます。
まるで職人さんのように、お二人ともとっても真剣な表情での作業…
実は今回お二人の結婚指輪はそれぞれで交換してお互いのを作りあっているんです。
手作りならではの楽しみ方で、緊張感があるからかより丁寧に作業ができます。
この先もそれぞれの指に身に着けるものだからこそ綺麗な良いものを身に着けてほしい。そんな思いが伝わってきますね。

模様付けも二人で協力して行います


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婚約指輪には今回石目の模様を入れるため、ここでお二人に模様付けの作業もしてもいらいました。
模様が転写される金槌を使って叩いて、そして叩きながらサイズも確認。

叩きすぎると指輪のサイズが大きくなり指に合わなくなってしまう、かと言って力が弱すぎるとせっかくの模様が薄くなってしまうので程よい力加減で、模様をぐるっと一周入れます。

ここでも金槌の音に乗って、二人の楽しそうな雰囲気も担当していたスタッフには伝わっておりましたよ!

内側も磨き残しの無いように


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残るは内側の磨きのみ。
というわけで、内側も表側と似たように丁寧にヤスリをかけて磨いていきます。

しっかりと指輪の内側の端から端を磨くために、力が入りやすいよう棒に巻き付けた紙やすりでばっちり磨いていきましょう。

最後に研磨剤のクリームをかけてあげれば、

お二人の思いがこもった指輪の完成!


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お二人とも計三本の指輪のご制作お疲れ様でした!
せっかくなので出来立てほやほやの指輪とお二人のお写真を撮らせていただきました。

今回はご婚約指輪のほうのみお預かりの上ダイヤモンドを留めさせていただき、後日完成したお品物をお渡しいたしました。

ご結婚指輪・ご婚約指輪の手作り体験、指輪を見たときに「楽しかった」「やってよかった」と思えるような素敵な思い出となっていれば幸いです。

お互いに思いを込めた指輪とともにこれからもたくさんの思い出を積み重ねていってください。
この度はご来店ありがとうございました。
どうか末永くお幸せに

お作りになられた指輪