お客様の声
結婚指輪
「シンプル」に少しのデザイン性が個性を生み出す結婚指輪

お客様の声
制作風景
今回ご紹介するのは、シンプルリングコースでご結婚指輪をご制作されたお二人。
お二人でご相談されながらサンプルを着け比べて、しっくりときたねじりデザインの指輪をご制作することに。
ご夫婦で別々の金属を選択したからこその色味の違いや、ねじりというワンポイントで目を惹くデザインに決めたことからお二人のこだわりポイントが伝わってきますね。
本格的な指輪づくりははじめて、とのことで緊張と楽しみな気持ちを胸に制作スタートです!
まずは指輪の材料と一緒に記念撮影
まっさらな金属の棒の状態からスタートする制作。これからどう変化していくのか、いまはまだ想像もつかないですね。
後から完成品と見比べるためにも、まずは一枚記念写真を。
最初にねじりの部分をお二人の手で作ってもらいます
お二人が選ばれたねじりデザインの指輪。実はそのねじりを生み出す作業も体験していただけるんです。
ねじりは、材料を挟んで固定して180°ひねって生み出します。
思わずお二人とも写真をパシャリ。
しっかりねじることができたら、次は棒の状態から輪っかを作るための作業に入ります。
火を当てて、やわらかく
こちらは金属に火を当ててやわらかくする「焼きなまし」という作業です。この作業をすることによって、硬い金属を少しでも曲げやすくしていきます。
それでは曲げていきましょう!
「ヤットコ」というすこし変わった道具を使用して棒を端と端を向かい合わせるように曲げていきます。この作業、すべての作業を通してみても難しかったとご感想頂くことが多い難所となっております。
お二人は特に、先ほどねじった個所をなるべくつぶさないように少しづつ進めなくてはならないので、苦戦しておられましたね。
また、選んだ金属によって硬さというものも異なります。手元で実際に曲げようとするとよくわかるのですが、特にピンクゴールドはびっくりするほどに硬いんです・・・。
お二人で助け合いながら、なんとか曲げる作業は完了です!
だんだんと形になっていく楽しさ
次はバーナーを持ってもらい、端同士を溶接します。めったに体験することがない作業だと思いますが、お二人ともきれいにくっつけることができましたね。
ここまで進んだら、指輪自体の形を整えていきましょう。
溶接した材料を今度は硬い金属の棒にセットして、叩きます。金属が叩かれるたびになる音が手作りならではのBGMですね。
材料と棒の空いている隙間をよく狙ってあげて、まん丸の形を目指します。
指輪のいろんな表情が見られます
後半戦に突入です。この後はひたすら磨いていき、お二人だけの光り輝く指輪を完成させていきます。
火を使ったり叩いたりと派手なことが多かった指輪作りですが、ここからは落ち着いて作業していただけます。
スポンジのヤスリや紙やすりなど何種類かの道具を使用し、表面と内側をしっかり磨いてもらいました。
頑張った分だけ美しく輝く作業です。少しずつ見せてくれる表情が変わる指輪をのぞき込んで、その輝きに誇らしさも覚えます。
疲れる作業ではありますが、お二人で声を掛け合いながら終始和やかに作業できましたね。
二人だけの結婚指輪の完成!
長時間の作業、お疲れ様でした。最後まで集中して制作できましたね。
こだわりのポイントのねじりと、素材の違いがよいアクセントとなって個性を演出してくれています。
手作りだからこその思いもたくさん込めた、世界に一つだけの特別な結婚指輪の完成です。
お二人が完成させた指輪をお預かりいたしまして、後日職人のほうで丁寧にねじりの部分にミルの加工をいたしました。
この度はご来店いただきまして誠にありがとうございました。
お二人でこれから歩んでいく未来にたくさんの幸がありますように。