この記事を監修したひと
ついぶ東京工房・店長
- ▶ ついぶ東京工房現店長
- ▶ 貴金属装身具制作技能士1級
- ▶ ジュエリーの専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ卒
東京工房工房現店長でついぶ彫金教室のインストラクターもさせていただいております。
学生時代も合わせて15年以上ジュエリー制作に携わっています。
話し方のせいなのかテンション低めだと良く思われますが、
実はおしゃべりで、制作中のお客様との他愛のない会話が好きです。
プロローグ

「結婚指輪って、どんなデザインにしたらいいですか?」
これ、本当によく聞かれる質問なんですよ。実際にご来店いただいたお客様の中でも、最初から「これにしたい!」って決まってる方の方が少なくて、「いろいろありすぎて決められないです…」って悩まれてる方の方が圧倒的に多いです。
それもそのはずで、結婚指輪ってシンプルなものから少し動きのあるデザイン、個性的なものまで本当に種類が多いんですよ。さらにSNSやネットで調べたら、どんどん新しいデザインが出てきて、「これもいいな、あれもいいな」ってなって余計に迷ってしまいます。
しかも結婚指輪は、これから長く身につけていく特別な指輪です。毎日つけるものだからこそ、「後悔したくない」「ちゃんと納得して選びたい」って思うのはめちゃくちゃ自然なことだと思います。
だからこそ、迷うのは当たり前。むしろちゃんと考えてる証拠なんです。
今回のブログでは、「結婚指輪のデザインってどうやって決めたらいいの?」という疑問に対して、考え方の順番やポイントを分かりやすく解説していきます。
なんとなくで選ぶんじゃなくて、自分たちに合ったデザインをしっかり見つけるためのヒントをまとめてるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
第一章:結婚指輪のデザインはなぜ迷うのか

結婚指輪のデザインって、なんでこんなに迷うんだろう?って思ったことある人も多いと思います。
実際にお店でも「なかなか決められなくて…」っていう声はめちゃくちゃ多いです。
でもこれは、優柔不断とかそういう話ではないんです、ちゃんと理由があるんです。ここではその“迷う理由”をひとつずつ見ていきましょう。
デザインの種類がとにかく多い

まず一番大きい理由がこれです。
結婚指輪って、一見シンプルに見えるんですけど、実はめちゃくちゃ種類があります。
ストレートの王道デザインもあれば、少し動きのあるウェーブ、V字、さらにコンビカラーやねじりみたいな個性派デザインまでほんとうに幅広いんです。
しかもそれだけやなくて、同じストレートでも
・幅が細いか太いか
・つやありかつや消しか
・素材がプラチナかゴールドか
みたいに、細かい違いがどんどん出てきます。
しかもついぶ東京工房みたいな手作り結婚指輪ですと「この指輪のもうちょっと細いデザインで」
とか「この部分だけちょっと変えて」みたいなことも出来てしまいます。
つまり「見た目は似てるけど微妙に違う」選択肢がとっても多いから、余計に決めづらくなるんですよね。
最初は「シンプルでいいかな」と思ってても、いろいろ見てるうちに「あれもいいな」「これも気になるな」ってなって、気づいたら迷子になってるパターン、ほんまによくあります。
SNSやネットで情報が溢れすぎている

今の時代、ちょっと調べたらすぐにいろんなデザインが見れると思います。
InstagramとかPinterestとか見てたら、おしゃれな結婚指輪がどんどん出てきますし、ブランドごとに雰囲気も全然違います。さらに手作りの結婚指輪もあれば、オーダーメイド、既製品と選択肢も広がってきてしまいます。
これって、一見便利そうですけど、実は迷う原因にもなってるんです。
というのも、選択肢が多すぎると、人って逆に決めにくくなるんですよ。
「もっといいのがあるかも」って思い始めたらキリがなくて、どれを見ても決め手がなくなってしまいます。
しかもSNSって、いいところだけが切り取られてることも多いから、「全部よく見える」状態になりやすいんです。だからこそ、「どれが自分に合ってるのか分からない」っていう状態になりがちなんですよ。
「正解がない」からこそ悩む

これが一番大きいポイントかもしれません。
結婚指輪って、誰かに「これが正解です」って決めてもらえるものではありません。
服とか家電だったら、ある程度の基準や人気ランキングがありますが、結婚指輪はそういう正解がないんですよね。
・シンプルがいい人もいれば
・少しデザイン性が欲しい人もいる
・絶対ペアがいい人もいれば
・それぞれ違うデザインにする人もいる
本当に人それぞれだから、「これを選べば間違いない」っていう答えが存在しないんです。
だからこそ、「これでいいのかな?」「後悔しないかな?」って不安になって、なかなか決めきれなくなってしまいます。
でもこれって逆に言えば、自分たちの好きなように選んでいいってことでもあるんですよね。
迷うのはちゃんと考えている証拠
ここまで見てもらったら分かると思うけど、結婚指輪のデザインで迷うのって、とっても自然なことなんです。
むしろ、ちゃんと考えてるからこそ迷ってるはずです。
適当に決めるんじゃなくて、「長く身につけるものだからちゃんと選びたい」って思ってる証拠だと思います。
実際、最初は迷ってた方でも、ポイントを整理していくと「これだな」ってしっくりくるデザインに出会うことが多いです。
大事なのは、「迷ってる状態」を無理やり終わらせることではなくて、ちゃんと順番を踏んで考えていくことです。
第二章:まず決めるべきは“見た目の方向性”

結婚指輪のデザインで迷ってるとき、多くの人がいきなり細かい部分から考え始めてしまうんですよ。
「つや消しにする?それとも鏡面仕上げ?」
「幅は何ミリがいいかな?」
「ダイヤは入れる?入れない?」
もちろんそれも大事なんだけど、いきなりそこに入ると選択肢が多すぎて余計に迷ってしまいます。
だからこそ最初にやるべきなのは、細かいことを考える前に“全体の方向性”を決めることです。
これを先に決めておくだけで、一気に選びやすくなりますよ。
ストレートなデザイン

まず一番王道なのが、シンプルなストレートデザイン。
まっすぐな形で、表面が丸みを帯びている甲丸タイプや、少しフラットな平打ちタイプなどがここに入りますね。見た目としてはクセが少なくて、どんなシーンでも馴染みやすいのが特徴です。
このタイプのいいところは、長く使っても飽きにくいこと。結婚指輪って何十年と身につけるものだから、シンプルであることが安心感につながる人も多いです。
それに、仕事中でも目立ちすぎませんし、普段アクセサリーをあまりつけない人でも違和感なく取り入れやすいです。
「なるべくシンプルがいい」
「普段使いしやすいものがいい」
こういう人には、この方向性がしっくりくることが多いのではないでしょうか。
動きのあるデザイン(ウェーブ・ねじり)

次に、少し変化をつけたい人に人気なのが、ウェーブやねじりのデザインです。
指輪自体にカーブが入っていたり、ラインに動きがあることで、見た目に柔らかさや華やかさが出るのが特徴です。
特にウェーブは、指に沿うような形になることが多くて、着けたときに自然に見えるっていうメリットがあります。ねじりは実際に指輪の材料をねじって作るので実際の作業感を感じられますよ。
シンプルすぎるのはちょっと物足りないけど、派手すぎるのも違う…という人にとって、ウェーブやねじりのデザインはちょうどいいバランスになりやすいかもしれませんね。

「少しだけ個性を出したい」
「やわらかい雰囲気が好き」
こういう人は、この方向性から見ていくと選びやすくなりますよ。
個性派(槌目・幅広など)

そしてもう一つが、しっかり個性を出せるデザイン。
槌目(つちめ)のように表面に模様をつけたり、あえて幅を広くして存在感を出したりと、「自分たちらしさ」をしっかり表現できるのが特徴ですね。
特に手作りの結婚指輪やと、この個性派の魅力がより出やすいです。自分たちで作るからこそ、そのままデザインに個性が反映されるんです。
槌目ですと自分自身で模様を付けるので当然全く同じものは二つとしてできないです。
「人と被りたくない」という方にはかなり人気があります。
ただその分、「どこまでやるか」で悩むこともあるから、最初に方向性だけでも決めておくとブレにくくなりますよ。
「せっかくなら特別感を出したい」
「思い出としてしっかり残したい」
こういう人には、この方向性が合いやすいです。
まずは“どのグループか”を決めるだけでいい
ここで大事なのは、「完璧に決める必要はない」ってことです。
「シンプルがいい気がする」
「ちょっと動きある方が好きかも」
これくらいのざっくりした感覚で大丈夫です。
もちろんここに書いたデザインの系統以外にもありますし、
この“方向性”が決まるだけで、見るべきデザインが一気に絞られるから、選ぶときの負担がかなり減るんですよね。
逆にここが決まってない状態で細かい部分を選ぼうとすると、ずっと迷い続けることになってしまいます。
デザイン選びは“絞る”ことが大事
結婚指輪選びって、「選ぶ」よりも「絞る」作業の方が大事だと思います。
最初は選択肢が多すぎるからこそ、まずは大きく方向性を決めて、その中で少しずつ絞っていく。この順番で考えるだけで、びっくりするくらいスムーズに決まることも多いです。
「なんか決められない…」って感じてる人ほど、一回立ち止まって、“自分たちはどの系統が好きなんか”を考えてみてください。
第三章:普段使いを基準に考える

結婚指輪のデザインを考えるとき、つい見た目の好みだけで決めてしまいがちなんですけど、実はそれだけだと後から「ちょっと使いづらいかも…」ってなることもあります。
そこで大事になってくるのが、自分たちの生活にちゃんと合ってるかどうかという視点です。
結婚指輪って、特別な日だけつけるものじゃなくて、基本的には日常の中でずっと身につけるものだからこそ、“普段どう使うか”をイメージしておくことがとっても重要なんです。
毎日つけるかどうかを考える
まず最初に考えてほしいのが、「毎日つけるかどうか」です。
これ、人によって結構考え方が分かれるところで、
・毎日つけっぱなしにしたい人
・外出するときだけつけたい人
・家では外したい人
いろんなスタイルがあります。
もし「基本ずっとつけておきたい」という場合やと、やっぱりシンプルで引っかかりが少ないデザインの方がストレスなく使えることが多いです。
逆に「特別なときだけつける」という考え方でしたら、多少デザイン性があっても問題ないし、少し華やかなものを選ぶのも全然アリだと思います。
ここを曖昧にしたまま選ぶと、「思ってた使い方と違った」ってなりやすいので、自分たちがどんな使い方をしたいのか、一回イメージしてみるのが大事です。
仕事中もつけるかどうか
次に考えたいのが、「仕事中につけるかどうか」です。
これもかなり重要なポイントで、職種によっては指輪のデザインが結構影響してきます。
例えば、
・接客業であまり目立たない方がいい
・手をよく使う仕事で引っかかりが気になる
・衛生面で外さないといけない場面がある
こういう場合ですと、できるだけシンプルで凹凸の少ないデザインの方が使いやすいかもしれません。
逆に、デスクワーク中心やったり、結婚指輪の制限が特にない環境だと、少しデザイン性があるものでも問題なく使えることが多いです。
ここを考えずにデザインだけで決めてしまうと、「仕事のとき外さないといけないのが面倒」「気を使ってあんまりつけられてない」みたいなことにもなりかねないです。
せっかくの結婚指輪だからこそ、できるだけ自然に日常に溶け込むものを選べるといいですよね。
派手すぎないかをチェックする
もうひとつ大事なのが、「派手すぎないかどうか」です。
これは好みの問題でもあるけど、“自分の普段のファッションや生活に合ってるか”っていう視点で見てみてください。
例えば、普段あまりアクセサリーをつけない人が、急に存在感のある指輪を選ぶと、最初は新鮮でも、だんだん違和感を感じることもあるかもしれません。
逆に、普段からアクセサリーを楽しんでる人ですと、ある程度デザインがあった方がしっくりくることもあります。
大事なのは、「その指輪だけが浮かないかどうか」。
結婚指輪だけ特別扱いするのも良いですが
自分の生活の中に自然に馴染むかどうかをイメージしてみると、判断しやすくなるかもしれません。
実際の生活をイメージすることが大事

ここまでの話をまとめると、結婚指輪を選ぶときは「どんなデザインが好きか」だけやなくて、「どう使うか」をセットで考えることが大事なのかもしれません。
・朝起きてから夜寝るまでつけてるのか
・仕事中もそのままか
・休日だけ楽しむものなのか
こういう日常の流れを具体的に想像してみると、「このデザインだと使いやすそうかな」「これはちょっと気を使いそうだな」っていうのが見えてきます。
長く使うからこそ“無理しない選び方”を
結婚指輪って、本当に長く付き合っていくものだからこそ、「ちょっと無理して選ぶ」っていうのはあんまりおすすめしません。
見た目だけで「これがいい!」って決めるのも一つですけど、それが自分の生活に合ってなかったら、結局つける機会が減ってしまうこともあります。
せっかく作る大切な指輪だからこそ、気負いすぎず、自分たちの生活に自然に馴染むものを選ぶことが、一番満足度につながると思いますよ。
第四章:ふたりで揃える?別々にする?

結婚指輪を考えるとき、デザインと同じくらい悩むのが
「ふたりで同じデザインにするかどうか」というのです。
“結婚指輪=ペアで同じもの”っていうイメージがあると思いますが、ついぶ東京工房ではかなり自由に選んでいただけます。
だからこそ、「絶対こうしないといけない」というルールはないですし、自分たちに合ったスタイルで選ぶのが一番大事です。
ここでは、代表的な3つの考え方を紹介していきますね。
完全ペアにする
まず一番分かりやすいのが、ふたりで同じデザインにするパターン。
形も幅も仕上げも揃えて、「見た目として完全にお揃い」にするスタイルです。やっぱり結婚指輪らしさというか、「ふたりの証」っていう意味ではこの形をイメージする人も多いと思います。
このスタイルのいいところは、見たときにすぐ二つの指輪がペアって分かることです。写真に残したときも統一感がありますし、「同じものを選んだ」という特別感も感じやすい。
ただ一方で、好みが完全に一致してない場合だと、「どっちかが少し我慢してしまう」状態になることもあります。
例えば、「本当はもう少し細いのがよかったけど、相手に合わせた」とか、「デザインは好きだけど、ちょっと自分には可愛すぎるかも」みたいなケースですね。
もちろんそれでも満足できるなら全然問題ないんですけど、「完全に揃えること」が目的になりすぎると、本来の“自分に合う指輪を選ぶ”っていう軸がブレてしまうこともあります。
テイストだけ揃える

次に多いのが、「雰囲気だけ揃える」パターンです。
例えば、
・形は違うけど同じ素材にする
・ベースは同じで幅だけ変える
・同じデザインで仕上げだけ変える
みたいに、完全に同じではないけど、「並べたらペア感はある」っていうバランスの取り方ですね。
これは実際かなり選ばれてるスタイルで、ちゃんとペア感も出せるのが魅力です。
例えば、男性は少し幅広でシンプル、女性は少し細めでダイヤ入り、みたいな組み合わせでも、ベースの形が同じだとしっかり統一感は出ます。
このスタイルのいいところは、「お揃いの特別感」と「自分らしさ」のバランスが取りやすいところですね。
無理に合わせる必要がないから、お互い納得した状態で決めやすいですし、後悔も少なくなりやすいです。
完全に別デザインにする

そしてもうひとつが、完全に別々のデザインにするパターンです。
一見すると「それって結婚指輪としてどうなの?」って思う人もいるかもしれませんが、実はこれも全然珍しくない選び方なんですよ。
こちらは、結婚指輪って毎日つけるものだからこそ、「自分に合ってるか」が一番大事って考え方ですね。
・似合うデザインが全然違う
・普段のファッションが違う
・好みがはっきり分かれてる
こういう場合に無理に揃えるより、それぞれが納得できるものを選ぶ方が、結果的に満足度は高くなるかもしれません。
もちろん、見た目としてはペア感は薄くなるかもしれませんが、「ふたりで選んだ」という事実自体は変わらないし、それもちゃんとした結婚指輪の形だと思います。
最近は“バラバラでも普通”になってきています
結婚指輪は「ペアで揃えるのが当たり前」っていうイメージが強いと思いますが、今はかなり価値観が変わってきています。
「お互いが気に入るものを選ぶ」
「無理に合わせない」
こういう考え方も主流になってきてますから、完全に別デザインを選ぶ方も増えていますし、それに対して違和感を持つ人も少なくなってきてるかもしれません。
むしろ、「ちゃんと話し合ってそれぞれ納得して選んだ」っていうプロセスの方が大事にされてる印象ですね。
大事なのは“ふたりで納得しているかどうか”

ここまでいろんなパターンを紹介してきたけど、結局一番大事なのは、ふたりで納得しているかどうかです。
完全に揃えるのもいいですし、少し変えるのもいいですし、全部バラバラでも全然問題ありません。
どの選び方にも正解・不正解はなくて、自分たちにとってしっくりくるかどうかが一番大切ですね。
「ペアにしないといけないのかな?」って無理に考えるんじゃなくて、「どういう形が自分たちらしいか」を基準に考えてみると、自然と答えは見えてくると思いますよ。
第五章:素材・幅・仕上げで印象は大きく変わる

ここまでで「どんな形にするか」「どういう方向性にするか」はある程度見えてきたと思うんですけど、実はそれだけで指輪の印象が決まるわけではないんですよ。
同じ形の指輪でも、
・幅
・仕上げ(つやあり・つや消し)
・素材
この3つが変わるだけで、見た目の印象ってびっくりするくらい変わります。
だからこそ、「形」だけで決めてしまうのはちょっともったいない。ここをしっかり理解しておくと、自分に合う結婚指輪に一気に近づきますよ。
幅で印象は大きく変わる

まず一番分かりやすいのが「幅」です。
同じストレートのリングでも、
・細い(2mmくらい)
・標準(2.5〜3mmくらい)
・太め(4mm以上)
これだけで雰囲気がガラッと変わります。
数字にすると0.5㎜や1㎜程度の違いなので「それくらいで変わるの?」と思うかもしれませんが実際にサンプルを見ていただくと結構印象が変わることがわかると思います。
細めのリングは、繊細で上品な印象になりますし、手元がすっきり見えます。普段あまりアクセサリーをつけない人でも着けやすいですし、さりげなくつけたい人にはぴったりですね。
逆に幅がしっかりあるリングは、存在感が出て一気に印象が強くなります。シンプルなデザインでも、幅があるだけで個性が出ますし、しっかり「指輪つけてる感」が欲しい人にはこっちの方が合うことも多いです。
以外と、「形は気に入ってるのに、なんかしっくりこない」というケースでは、実は幅が合ってないことが原因だったりするかもしれません。
だからデザインを選ぶときは、「この形が好き」だけではなくて、「この幅だとどう見えるか」まで一緒に見るのが大事ですよ。
つやあり・つや消しで雰囲気が変わる

次に大きく印象を左右するのが「仕上げ」です。
いわゆる、つやあり(鏡面仕上げ)か、つや消し(マット仕上げ)か、っていう部分ですね。
つやありは光をしっかり反射しますから、華やかでキラッとした印象になります。結婚指輪らしい王道の雰囲気ですし、「きれいに見せたい」「存在感を出したい」という人には人気がありますね。
一方でつや消しは、光の反射を抑えることで落ち着いた雰囲気になります。少しカジュアルさも出ますし、指輪が主張しすぎないですから、普段使いしやすいかもしれません。
同じデザインでも、
つやあり → きれいめ・華やか
つや消し → 落ち着き・ナチュラル
って感じで印象が結構変わります。
後は「一部だけつやを残す、あるいは消す」みたいなアレンジもあって、ここで個性を出す人もいらっしゃいます。
だから「このデザインちょっと派手かな?」って思ったときも、仕上げを変えるだけでちょうどよくなることもあったりしますよ。
素材で印象と雰囲気が変わる

そしてもうひとつ大事なんが「素材」です。
ついぶ東京工房ではプラチナかゴールドでご制作いただく事が多いです。
プラチナは白くて落ち着いた色味が特徴で、いわゆる“結婚指輪らしい”定番の素材。清潔感があって、どんなシーンにも合わせやすいのが強みです。
一方でゴールドは、少しあたたかみのある色で、カジュアルさや個性を出しやすい。イエローゴールドやピンクゴールド、ホワイトゴールドなど、色味によっても印象が変わるから、自分の肌なじみや好みに合わせて選ぶことも可能です。
同じデザインでも素材の色味でかなり雰囲気が変わります。
「デザインはシンプルにしたいけど、少し個性も欲しい」っていう人は、素材で変化をつけるのもひとつの方法ですね。
また素材に関していうと、
コンビカラーって選択肢もあります。
これは一つの指輪に二種類の素材を使うデザインで、
例えばお互いの指輪の一部を交換するシェアリングや
内側と外側で違う素材にするデザインなどがあります。
どちらもすごく印象が変わるわけではありませんがワンポイントで何か個性を出したい方にはおすすめです。
デザインだけで決めないことが大事
ここまで見てもらった通り、指輪の印象って“形”だけで決まるわけではありません。
むしろ、
・幅
・仕上げ
・素材
この組み合わせで、最終的な雰囲気が完成するといっても良いです。
だから「このデザインが好きだからこれにする!」ってすぐ決めるんではなくて、「この形にこの幅、この仕上げ、この素材やったらどう見えるか?」っていう視点でも考えることがめちゃくちゃ大事ですね。
組み合わせで“自分たちらしさ”が出る

結婚指輪って、既製品だとある程度パターンが決まってることも多いですけど、こういう細かい部分を意識するだけで、ぐっと自分たちらしい結婚指輪に近づきます。
同じ形でも、選び方ひとつで印象は全然変わりますし、「なんかしっくりくるな」って感じるポイントも人それぞれ違います。
だからこそ、いろんな組み合わせを見ながら、「自分たちにとって一番しっくりくるバランス」を見つけることが大切ですね。
このあとでは、「それでも迷ったときどうするか」という、最終的な決め方について解説していきますね。
第六章:迷ったときの決め方2つ

ここまでいろんな考え方を紹介してきたんですけど、それでも正直「まだ決めきめきれない…」って人もいると思います。
実際、ついぶ東京工房でも「ここまで絞れたけど、最後の一つが選べない」っていう場面は結構多いです。
でもそれって全然普通のことですし、むしろちゃんと考えてる証拠なんです。
そんなときに大事なのが、「どこを基準に決めるか」をはっきりさせることです。ここでは、迷ったときに使える2つの考え方を紹介しますね。
① 直感で好きなものを選ぶ

まず一つ目は、シンプルに「直感で好きなものを選ぶ」です。
いろいろ考えすぎてしまうと、どうしても頭で判断しようとしてしまいますが、実は最後は感覚ってめちゃくちゃ大事なんだと思います。
・見た瞬間に「これいいな」と思った
・なんか気になる
・しっくりくる感じがある
こういう感覚って、ちゃんと自分の好みを反映してることが多いです。
逆に、「こっちの方が無難かな」「長く使うならこれかな」って理由で選んだものが、あとから見たときに「あれ、なんか違うかも」ってなることもあるかもしれません。
もちろん考えることも大事なんですけど、最後の最後は「自分が好きかどうか」で決めるのもひとつの正解だと思います。
結婚指輪って、自分が気に入ってるかどうかが一番大事ですからね。
② 長く使えるかで判断する

二つ目は、「長く使えるかどうか」で考える方法です。
結婚指輪は何十年と身につけるものですから、今の気分だけで選ぶのではなくて、少し先のこともイメージしてみるのがポイントですね。
例えば、
・10年後も違和感なくつけていられるか
・年齢を重ねても似合いそうか
・飽きずに使えそうか
こういう視点で見てみると、自然と選択肢が絞れてくることがあります。
ここで大事なのは、だからといって「無難=正解」ではないってことです。
シンプルだから長く使えるっていう考え方もあるけど、自分がちゃんと気に入ってることの方がもっと大事です。
どれだけ長く使えるデザインでも、気に入ってなかったら結局つけなくなってしまうこともあるかもしれません。
だから、「好き」と「長く使えそう」のバランスを見ながら判断するのがコツですね。
決めきれないのは“いい状態”

ここまで読んでくれてる人の中には、「まだちょっと迷ってるな…」って感じてる人もいるかもしれません。
でもそれって、全然悪いことではないんです。
むしろ、ちゃんと考えて、ちゃんと向き合ってるからこそ迷ってるわけで、その過程も含めて結婚指輪選びの大事な時間だと思います。
焦って決める必要はないですし、「早く決めないとダメ」と思いすぎなくて大丈夫です。
もちろんついぶ東京工房ではご相談やサンプルを見る為だけのご来店もご予約制にはなりますが可能ですのでお気軽にご連絡ください。
最後は“自分たちが納得できるかどうか”

結局のところ、どんな方法で決めるにしても、一番大事なのは「自分たちが納得できるかどうか」です。
直感でもいいですし、理屈で選んでもいいです。
その選び方に正解はないし、「これでよかったな」って思えることが一番の正解だと思います。
迷ったときは、今回紹介した考え方をちょっと思い出してみてください。どれかひとつでも、自分たちの決断のヒントになれば嬉しいです。
第七章:手作りなら“作る体験”もデザインになる

ここまでずっと「デザインの決め方」について話してきましたが、最後にひとつだけ視点を変えて考えてみてほしいことがあります。
それが、結婚指輪は“完成形だけが価値じゃない”ってことです。
特に手作りの結婚指輪の場合は、見た目のデザインだけじゃなくて、「どうやって作ったか」という体験そのものも、指輪の価値の一部になっていくんです。
完成した指輪だけじゃない価値

普通に既製品やオーダーで結婚指輪を選ぶ場合って、どうしても「完成したもの」を基準に考えることが多いと思います。
もちろんそれも大事なんですけど、手作りの場合はそこにもう一つ価値が加わります。
それが、「自分たちで作った」という事実です。
例えば、
・最初にデザインを決めた時間
・実際に手を動かして作業した工程
・うまくいったところ、ちょっと苦戦したところ
そういうひとつひとつが、そのまま二人の結婚指輪の中に残っていきます。
見た目はシンプルな指輪でも、「これは自分たちで作ったもの」って思えるだけで、感じ方は全然変わってくるはずです。
一緒に作る時間が思い出になる

もうひとつ大きいのが、「一緒に作る時間そのものが思い出になる」ってことです。
結婚指輪って、完成したあともずっと身につけるものですけど、手作りの場合は“作ってる時間”もちゃんと記憶に残ります。
・どっちが上手かったかで笑ったり
・集中しすぎて無言になったり
・ちょっと失敗して焦ったり
そういう何気ない時間も、あとから振り返ったときに「楽しかったな」って思える大事な思い出になるんです。
既製品やと「選んだ日」はあっても、「一緒に作った時間」は残りませんから、この体験の部分は手作りならではの魅力ですよ。
デザイン+体験で“本当の意味のオリジナル”になる

ここまでの話をまとめると、手作りの結婚指輪って、
・見た目のデザイン
・作った体験
この両方が合わさって、はじめて“完成”するものだと思います。
どれだけデザインが素敵でも、その背景に何もなかったらただのモノになってしまいます。でも、自分たちで作ったという体験が加わることで、それが一気に「意味のあるもの」に変わるんです。
だからこそ、手作りの指輪は“世界にひとつだけ”って言われるんです。
手作りという選択肢もひとつ
もちろん、すべての人に手作りが合うとは限りません、既製品やオーダーにもそれぞれ良さはあります。
でも、「せっかくだから思い出に残るものにしたい」とか、「ふたりで何か一緒に作りたい」って思ってるなら、手作りという選択肢も一度考えてみる価値はあると思います。
デザインを選ぶだけじゃなくて、“その過程ごと残せる”っていうのは、他にはなかなかない体験ですからね。
エピローグ
ここまで、結婚指輪のデザインの決め方についていろんな角度から話してきましたが、最後に一番伝えたいのはこれです。
正解は「自分たちに合っているかどうか」です。
シンプルが正しいとか、ペアにするべきとか、そういう“決まった答え”は本当にないと思います。人それぞれ生活も違えば、好みも違うし、結婚指輪に求めるものも違います。
だからこそ大事なのは、「これがいいらしい」ではなくて、「自分たちにとってしっくりくるかどうか」。
デザインを考える時間って、ただ迷ってるだけに感じることもあるかもしれませんが、実は“後悔しないための大事な時間”でもあるんですよね。
ちゃんと悩んで、考えて、選んだ指輪だからこそ、あとから見たときに「これにしてよかったな」って思えるんです。
そしてもうひとつ大事なんが、実際に見て、触れてみること。
写真やネットだけだと分からないことって本当に多いし、実際につけてみたときの感覚って、想像以上に大きいです。
「思ってたよりしっくりきた」
「こっちの方が好きかも」
そういう発見は、実物を見て初めて分かることがほとんどです。
だからこそ、ある程度気になるデザインが見えてきたら、一度実際にお見せに見に行ってみるのがおすすめです。
もし「まだちょっと迷ってるな」とか、「実際どんな感じか見てみたいな」って思ってるなら、まずは気軽に相談からでも大丈夫です。
無理に決める必要はないですし、実物を見るだけでもヒントになることは多いです。
デザインを選ぶだけじゃなくて、その時間ごと残るのが手作りの魅力ですから。
結婚指輪は、これから長く付き合っていく大切なもの。
だからこそ、自分たちらしい選び方で、納得できる一本を見つけてください。
そのお手伝いができたら嬉しいです。
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